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親睦から奉仕の理想を生み出す Rotary Club of Engaru,A4,RID2500
     2013-14年度 RIテーマについて
                    (2013国際協議会で)

                             2013~2014年度 RI第2500地区
                                   ガナバー 葭 本  正 美

 1月14日の開会本会議で、ロンD.バートンRI会長エレクトが発表した2013-14年度テーマは、私のロータリー観とも合致し大変共感できるものであると感じました。これから、年度を通じてこのテーマを地区内ロータリアンに強調してゆきたいと考えています。
 ただ講演を聴きながら、テーマの日本語訳にはいささか違和感を抱かざるを得ませんでした。英語以外の他の言語訳にもそれぞれの国から疑問が呈されたようだと後で日本事務局奉仕室の島村さんから聞きました。
  16日夕のホスト・ホスピタリティに参加された、2770地区の渡邊さんも、ドイツのGEからそういう話を聞いたそうです。

 テーマの英語原文と各国語訳を並べてみます。
_英語原文  Engage Rotary Change Lives
 日本語訳  ロータリーを実践し みんなに豊かな人生を
_ドイツ語  Rotary leben,Leben verändern
       (Rotary zu leben und Leben zu verändern)
_フランス語  Agir avec le Rotary,Changer des vies
_スペイン語  Vivir Rotary,Cambiar vidas
_イタリア語  Vivere il Rotary,Cambiare vite

 後節は、日本語訳を除き、いずれも「生活(生き方一人生)を変えよう」というほどの意味と思われます。問題は前節の“Engage Rotaryをどう訳しているか。 ドイツ語・スペイン語・イタリア語では「ロータリーを生きよう(自分の人生にロータリーを体現しよう)」、フランス語では「ロータリーとともに行動しよう」とそれぞれ苦心?の意訳となっています。
  『手続要覧』の扉には、「本文の意味、解釈について疑義が生じた場合、これらの規定事項に関して英語版が正文となる」と明記されていますので、これに倣って我々もロン・バートンさんのテーマについての英文メッセージをもとにテーマについての理解を深めたほうがよいと考えます。

 日本語訳も苦心の意訳と言ってもよいと思いますが、“Engage Rotary”を素直に訳せば、「ロータリーに積極的に参加しよう(関わろう)」、“Change Lives”は、「自分も含めてみんなの生活(生き方・人生)を変えよう」となります。
 私たちがロータリアンであるということは、―つの生き方を選択したということではないでしょうか。それは、ロータリーの奉仕と価値観を日々の生活の中で実践すること、ロータリーを生きるという生き方です。自分が変われば、自分の可能性も広がり、世界をより良いものにしよう、他者の生活や生き方をより良く変えてゆこうというインスピレーションやパワーも湧いてくることでしょう。
 テーマの解釈をめぐる議論は、日本語訳「ロータリーを実践しみんなに豊かな人生を」を否定するものではありません。この日本語訳は、ロッ・バートンさんのメッセージを要約・凝縮したものと言ってもよいと思います。

 メッセージの最後でロン・バートンさんは、このテーマは、私たちへのチャレンジだ(my challenge to you)とおっしやっています。私は、このチャレンジを心して受けて立ちます!